今日は、写真展『都会の星』(銀座4丁目交差点、sanai ビル9F)に出かけてきました。(しょうごろうさん、オススメありがとうございました!)帰りに看板を撮ったものの、全然良さを伝えないので、却下。左の写真は、特設サイトから使わせて頂きましたが、これだけでもおわかりのように、都会の街の灯りと空の星の明かりが一緒に写った写真は、とても惹き込まれるものがありました。夜空という背景が、雲が流れるぐらいのおとなしい背景ではなく、実に躍動感に満ち溢れたものだということを目の当たりにできた気がしました。やっぱり、私たちは、ずいぶんと美しいところに暮らしています。
東山正宜さん(写真)と石井ゆかりさん(言葉)、素敵なコラボレーションが繰り広げられていました。写真は圧倒的な吸引力を持ち、またそこに、星占いなどをご専門にされている石井さんによる控えめで考えられた言葉は、写真をさらに興味深いものにしていました。
東京、大阪、奈良など、都会のランドマーク的存在の数々と星々の写真が49点。最後の方にあった「アナレンマ」という、一年間、大陽を同じ位置から記録すると、空に8の字を描く現象(初めて知りました)を写したものも、一風変わっていて、おもしろかった。(よく一年間、同じ時に撮り続けられましたと、それも感動)都会では、夜もあまり星は見えないと、どこかで決めつけてしまっている節があるかもしれないけれど、なかなかリアルに想像しずらいところがある頭上の星々、今回の写真展を見て、これからは自分の中でもイメージができそうです。ちなみに、昔の船乗りの人は、昼間でも金星を見ることができたとのこと。豊かであり知的です。星は時間で、星は夢で、星は自分たち。どこか軽やかな印象で、観てよかった写真でした。(展覧会は 7/29 まで!)