カメラマン伊島薫さんのお誘いで、渋谷・Bunkamuraオーチャードホールに『APOCRIFU』(アポクリフ)を観に行く。”ベルギー王立モネ劇場制作”とあるこの作品、三人のダンサーとアカペラ音楽で繰り広げられるコンテンポラリーダンスの舞台、その中には首藤康之さん。首藤さんの繊細な動き、指の先の先まで、感動する集中力、やはり圧倒的に惹き込まれる。テーマは、イスラムのコーランや聖書を扱っていて、なかなか難しく把握しきれていないのですが…でもこうして自分と違う視点でのテーマに触れることこそ舞台や芸術の醍醐味だと思える。ドリス・ヴァン・ノッテンの衣装も、派手じゃないけれど、個性を表現する美しい布。あと、もう一つ、感動的だったのは、歌。7人の男性による心静まるハーモニー、コルシカ島出身のア・カペラ・グループ「ア・フィレッタ」素晴らしかったぁ。帰りにCDを買って帰ろうかと思ったら、売り切れ!びっくりー。みんなそう思ったのだろう..。原田知世さん、エドツワキさん、持田香織さんにも会う。みんなに「似てる」と言われた妹・京子(言われれば、最近だんだん似てきた気もする)とも久々にゆっくりお茶でき、楽しい休日だった。