観たいと思っていた、長塚圭史さん作・演出の舞台「SISTERS」、PARCO劇場で観てきました。テーマ的には少し暗いかも、と聞いていたのですが、私は、人間のダークな部分や狂気的な部分の表現のされ方が、とても好きでした。何気ない日常の中には、様々な出逢いがある。拒めるもの、拒めないもの。恋愛においての善悪という意見も、自分の立場によって容易に変わるであろうし、過去の経験や環境によっても、違うはずで。 はっきりと「こうだ」と思うことが自分自身 あったとしても、それを、いざ 自分の中から出して、人に伝えることになった瞬間、どう伝えたらいいのか、どう表現したらいいのか迷ったり、もがいたりする。はたまた、言葉にした瞬間、違ったものになって届いてしまう。そういった 断言できない という人間らしさ。それから、結局、人生にまとわりつく トラウマ。 何気ない日常は、狂気と紙一重な気がします。(←ごちゃごちゃ書いてしまってるけど… こういうことを、舞台を観終えて感じたのだ.) 松たか子さん、鈴木杏さんなどが出演、美しい人の狂気の演技は、最高のスリル、そして、ある意味、納涼。東京公演は 8/3(日)までです。(そのあと、あちこち回る)