カテゴリー: day by day

back to the future?! … 自然へ還る旅

銀座のフレンチ「ESqUISSE (エスキス)」にて、
昨日は、とても興味深い会あり、
参加させて頂きました。
ESqUISSEのシェフ Lionel Beccat 氏は、
自然と会話する言語を持ち得る、
貴重な才能を持っている人です。

繊細で、冒険に満ちあふれた料理は、
いつも サプライズに満ちていて、
ありとあらゆる感覚を総動員しても、
まだ、遥か遠くに存在する感覚的なものがあります。
未来へ軽やかに誘いながら、
とてつもなく本能的。
今回は、そんなESqUISSEでの
『香りと味わいの饗宴』。
こう聞くと、華やかな感じですが、
字面では表現しえないのが歯がゆくも…
嗅覚と味覚は、
私たちそれぞれの原体験ともつながる、
非常に動物的な感覚。
解放的、かつ内に戻って、何かを探るような行為なのです。
内なる宇宙(自分が自然の一部であることのミステリー)への旅?
テーブルに着きながらも、かなりワイルドな気持ちに!
パルファン クリエーターの
Philippe di Meo氏が創りだした
Liquide Imaginarire”の6つの香りは、
いずれも、鼻腔から身体の奥底にすーっと入ってくるようで、
鼻につく、とか、これは合わないな、と思う香りが
不思議となかった。
すべて、自然に由来しているからか。

そして、そうした香りが、視覚化されていくお皿。

ほとんど「なんじゃこりゃー!」です…
あれが、こうなる?!という感じ。

下のは、富士山からその朝届いたという
小さくて可愛い緑の中に、
まるで石ころのような姿をしたモノ。
食べた時の食感が、
わーーッ!土そのもの!
(一度や二度、経験があるのでは…笑)
味は美味しいんですよ。
そして、これは、もはや、いたずらか(笑)!
木の幹の上にあるのは、
ナメクジ…ではありません。
でも、食感は….たぶん…なんとなく。
ちょっとだけ、へんな気持ちになった…。
という、遊び心も。

いずれも、自然そのものの美が。

樹の根の匂い
小動物のフェロモン
樹液の味
光を浴びていない木や土の香り
血がしたたるかのような果実
木の先端の誘惑の行為。
自然は、想像以上に繊細で、
奥深く、
自然に癒さるのは、
ずっとずっと、
知り得ないものの存在のおかげなのでしょうねぇ。
もっともっと、
敏感に気づけるようになりたいと
心から思いました。
自然から発せられている情報は、
実は、一番の流行なのではないかな。
次回は、海をテーマにしたいとメオ氏。
コラボレーション、今からとても楽しみです。
今回は、 近しい人へのお披露目を兼ねた会だったのですが、
エスキスは、普段使いのお店ではないものの、
感覚を刺激してくれるお料理なので、機会があれば、ぜひと思います。

もっと、こういう体験が、まわりにできるといいなぁ。
私も、見つけたら、そういうこと、
発信します。

本年の仕事も無事終わり、忘年会で仲間たちとも しばし過ごし、
いい一年だったんじゃないかな、と噛み締めているところです。
思うようにいかないこと、いろいろありましたが、
それなりに、それは、成長のチャンスのはずで。
知らないことにもたくさん出逢えたし、
理想と希望を忘れずに過ごせたと思う。
子育ては、とにかく日常を目まぐるしくしますが、
目も眩むような幸せの連続でもあります。
どんどん言葉を発し、自分を持ち始めた3歳の人間というものは、愛しい存在です。
もっともっと一緒に、知らないことを楽しんでいきたい。
来年も、たまにはゆっくり過ごす時間を作りつつ、元気に日々過ごしたいですねぇ。
目下、ちょっと、ヘロヘロですが。。
今日は昼間、大掃除の最中、「ママ来てー」という声が、なんとスーツケースの中から!
もしかして、桃太郎を見つけた おばあさんって、こういう気分だったんだろうか!?
(ジッパーは開いていた) 
こうやって、一つ一つ、体験している様子を見ると、どうも止められません。
(私も中に入りたい、と思ってしまう気持ちも、ちょっとあるし…) 

明日も大掃除をします。
ちなみに、掃除や片付けは インテリアの一部という感じで趣味なので、
わりと楽しい。なんとなく、日頃からやっているので、ちょっと気楽な分野。
余談ですが、はたと昨日思ったこと。
引っ越しも大好きな私は、片付け自体が好きなのでしたー
問題は、これから書きます、年賀状!!

若木信吾さん / 写真のこと

 昨日は、写真家の若木信吾さん、
番組ゲストで、久々にお会いしました。
電話やメールで、ちょこちょこ お話ししていたのものの、やはり顔を見て話すのは、いいものですね。お元気そうで、なにより。それが一番です。

若木さんとは2ヶ月違いの生まれ、同い歳なので、親近感あり。子供も小さい同士なので、もう少ししたら、互いに会わせてワイワイやりたいです。

最新の写真集(幼なじみを15年間撮っている「英ちゃん 弘ちゃん」は、IMA FUNd!で、応援者募り中です。12/18まで。
ぜひ、こちら見てみてください。
 身近な人も撮影し続けている若木さんの、一つの写真の形。いろいろと書かれてある文章も、読み応えあります。

写真は個人の歴史を物語るのにとても向いているメディアだと思います。

シャッターを押すだけという記録方法の簡易さ、長い年月に耐えうる管理のし易さ、
自分の記憶以外のものもちゃんと写しとってくれる客観性。」

なんとなく感じていたかもしれないことを、びしっと整理してもらえた感じがする一文でした。

祖父母や親の若い頃の写真を見て、当たり前ながら、自分の知らない時間の存在にハッとしたり、撮った本人たちも、きっと自分たちのためだったはずが、その未来に生きる人のためにもなり。黙ってでも伝わるもの、の魅力を再確認しました。

主観の日記とは、また違い、
客観、というのが、受け継がれる大きな理由なのかなぁと、ちょっとした気づきを頂きました。

話は少し飛びますが、今年春、今、住む土地の歴史写真集を、本屋さんで予約して買いました。1万円ほどで、高いなぁ..とちょっと思ったのですが、やっぱり買って良かった写真集の1つなんです。むしろ、自分では絶対撮れない、見たことのない風景ばかりなので、
リビングに置いてあり、開いては、へぇ〜と思う時間が今年は度々ありました。さり気ない人の営みや町の風景。流行を意識した人には撮れないもの、残そうという気合いばかりが先行したとしたら撮れないものだと、しみじみ思います。

 そういえば、昨日「クリスさん、それ知らないんですか!」と軽く笑いながら、仕事先の人に言われ、その内容よりも、会話の仕方に やっぱりびっくりしました。というのは、相手が知らなかったら、そうなんだ、と思って教えてあげると思うのに。たしかに、私は、知らないことが山のようにあるので、申し訳ないし、そう思うのも無理ないんですけどね..(苦笑)。他人が知らない、ということに過剰に反応するって、小学生だけじゃないんだ、と思ってしまった。個々を尊重していないようにも感じられ、なんとなく残念。流行を知ってるか確認し合えると、安心するのかな。人の気持ちを考えて会話することに慣れていないのかな。とにかく、まったく会話が盛り上がらない話し方だなぁ、とつくづく思う。
 意識的な客観は、素でたまたま入りこむ客観とは、全く別モノだと思っています。私自身は、その時代に生きていれば、どうやったって入ってくるから、それで適当だと思っています。あ、もちろん、流行も楽しいし、無意識に取り込んでいることもたくさんあると思うんですが、それを主軸に自分の時間が左右されていたら、大変。いい写真の一枚も撮れなくなってしまうだろう。とはいえ、いろんな考えの人がいて、当然ですね。
ちょっとそんなことを考えてしまったもので。

 わっ、話は、写真からずいぶん飛んでしまいましたが!戻りに戻って若木さん。ちょっと前に映画も撮っているんだ、と聞いていたのですが、来春GWの頃に公開予定と。よしもとばななさん原作の「白河夜船」。

楽しみにしたいと思います。

ちなみに、ばななさんと言えば、数日前にゲットしていた本がこちら「鳥たち」。装丁も素敵ですね。

ウチのお子様が寝たら、開きたいと思っています。

今年のアートナイトで

昨夜は六本木アートナイト。
午後になると続々と街に人が増え、イベントとして根付いていること実感。

イベント内、昨年からはじまった
『六本木夜楽会(ろくほんもくよらくえ)』という
アーティスト対談に、昨年につづいて参加させて頂きました。
       
今年のお相手は、Chim↑Pom のリーダー卯城竜太さん。
初対面でしたが、いろいろな作品や展覧会も見ていて、
行動力、アート力、判断力、人間力(?)… 色々 気になっていて、
会いたいと思っていた人でした。で、やっぱり、面白かった。

昨年も感じたことなのですが、気楽に、ざっくばらんに、
初めてなのに、どっぷり深い話までしてしまう感じは、
「夜楽会」ならではなのかもしれません。
その理由は、おそらく「事前に何もない」から。

トークテーマもなーんにも言われずの 90分、
手ぶらで行き 初対面同士が対談するので、
行く前は、何話すかな〜、90分もつのかな?と思うのですが、
最後には、前から知ってたみたいに笑って、
えー終わりか?!という感じなのです。

人と人が、0のところから知り合っていく、
このライブ感が聞き物、見物かも、と思うぐらい。

ラジオにも通ずるところがあると思っています。
普段の番組でも
「何もないところから、人と人  として はじめる」という基本は
大切にしているつもりです。
やっぱり、それが一番、互いに「話をする」ことに集中する気がするからです。

もちろん、ゲストの場合は、お相手の居心地の良さも大切ですので、
流れるように話の展開を楽しむ方なのか、緊張もあり決まった範囲の中でいかに面白くするかがいいのかなど、こればかりは、その方によって まったく違うので、
方法なんてありませんが。

時々、
「相手が何も言わなかったら、しーんとなって怖くないですか?」
とか「質問に困ったりしませんか?」
といったことを聞かれることがあるのですが、そう思ったことはありません。

話を聞いていたら、聞きたいことが出てくるし、
終わったら終わったで、いいんじゃないかな?と思っています。
わからなかったら、教えてもらったらいい。
言葉につまったら、それも、その人の呼吸。

もちろん、反省することもあるわけですが、
ぴっちりきっちりした、予定調和な内容や、
当たり障りない会話を続けることには、あまり魅力を感じません。

ま、どうしてもやらなきゃいけない時は、頑張りますけどね!(笑)
私の信条、心情、としては、そんな感じです。

昨日のAtelier Nova のゲスト、人類文化学者の竹村真一さんとも、
そういうライブトークを楽しませて頂きましたよ。

ともかく、アートナイトでは、卯城さん、ありがとう。
そして、事前にご応募頂いていた方々、15名ほども同席する中、
Chim↑Pom のエリーさんと林さんもきて、会えてよかった。
ちょっと先の面白そうな活動計画など、またどこかで話したりご紹介できれば、と思う。

アートナイトなみなさん、おつかれさまでした!
そして、行ったことないという方、来年もあると思われますので、
ぜひ、と思うイベントですよ。夜の街にアートが転がるわくわく。

いちはらへ

 先日、千葉県市原市で 初開催中の『いちはらART x MIX 』(3/21 〜 5/11)へ。
アクアラインのおかげで近い♪

初めて訪れた市原市の柔らかな春の里山風景に感動しっぱなしでした。
この時期がベストなのではないだろうか。
桜と菜の花と くすぐったい緑。

小湊鐵道にも乗りたかったー
鐵道、日本のいい風景に欠かせませんねぇ。
先日、全線復旧した三陸鉄道しかり。
駅は小さいのに、ロマン大。
そういえば、小湊鐵道の車掌さん11人のうち、9人は女性らしいです。
菜の花が寄り添う線路、どこまでもー♪

アートミックスの中心になっている市原湖畔美術館の庭にあった作品。
空の雲といい具合、と思って近づけば、
クマさんこと、ゲージツ家・篠原勝之さんの「飛来」という作品でした。
 
敷地内の湖畔のピザ屋さんで食べようと思っていたのに、
残念ながら定休日だったので、またの機会に(>.<)。
(天然イノシシのソーセージと落花生のピザ、気になる..)
↓ 素敵でしょ??
閉まっている店のガラスに、無邪気に笑いながら小石を投げかけたゆいと…
このあたりを境に、こちらの小さな人間は、
連日の遊びすぎで疲れたのか… ご機嫌ナナメに寝てしまいました〜
さてと、
アート × ミックス の会場は、かなりの広範囲にわたってあるのですが、
その一つ、旧里見小学校へ。
教室ひとつひとつに、別世界。
たとえば、美術室はこんな感じに。
これ、ぜーんぶ、有名な絵画の模写なのです!!圧巻…。
 教室をつなぐ廊下の窓からは、さくらさくら。
春特有の学校の懐かしさも、ついでに思い出す。
で、また別の部屋に入ると、わお、宇宙。
(ミシャ・クバル「スピード・スペース・スピーチ)
文房具や学校用品が、同じ高さに天井から釣られ、
宙に浮いているような不思議な風景。
もっともっといろいろ!
明日、atelier nova 14時台にも、詳しくご紹介予定です。
市原、行ってみてよかった。
都会で見るアートも もちろん刺激的だけれど、
たびたび経験してきて思うのは
  田舎の風景に混在して見る作品の良さは
やはり、はっきりした輪郭をもって、風景から浮き出す物体の
その、浮き出す感覚から触れられるところかなぁ。
光。
最後まで、路に、道に、こぼれるように咲く菜の花でした。

春の御茶会

昼間に J-WAVE  Atelier Nova × SHUHALLY 企画「春のお茶会」日。
空模様と桜を気にしながら、とても楽しみにしていたのですが、
雨は少し降りながらも、御茶会、大成功。
これも、一重に、SHUHALLY 庵主、松村宗亮氏のおかげです。
ありがとうございました!

前に番組ゲストにお越しいただいた際に
「御茶会なんて、素敵、番組でも やりたいなぁ。」という勝手な戯言を
即座に聞き入れてくださって実現、
ご招待リスナーの皆様と、楽しませて頂きました。

いやぁ、笑った笑った。笑いが起こる御茶会って?!
また、今週土曜日の番組内でご報告させてくださいー、よろしく♪

写真は、御茶会スタート前、やる気満々 の 松村宗亮氏 とわたし。
(宗亮さんのお召し物、注目!)

本物の亭主。
さすがの所作。さりげない動き、見ていて気持ちよいほどに 美しかったです。
 そして、こちらが、なんちゃって亭主。
    所作はいっぱいいっぱいでござる…。
今回、調子に乗って名ばかりの亭主を楽しませて頂きましたが、

その昔、裏千家にいたアメリカ人の父と、着物を借りた母に、
     御茶会で亭主をやらせて頂くことを話の流れでしたところ、
 とんでもない発言をした娘に目を丸くし固まる親、というのを久々に見ました(笑)。
     
          

お茶の世界、ほんの少し、触れさせて頂き、勉強になりました。
そして、器、着物、空間、お菓子… 色々な角度から楽しめることに、
あらためて惹かれました。
新しいことに触れるって、
やっぱり、なんとなく、いい春だ。