ジョルジョ・モランディ展

昨年、展覧会のお知らせを、ふと見て気になっていた「ジョルジョ・モランディ展ー終わりなき変奏」、先週、初日に行ってきました。(東京ステーションギャラリー、東京駅の丸の内北口改札前、ですね)
個人的には、とても好みのタッチや色でテーマで、観に行けて本当によかったです。
実際、初日も結構人が入っていたので、期待していた人も多かったのかな。
もっとも「20世紀最高の静物画家」であり「イタリアの巨匠」と。
私は、今回初めて触れたのですが、日本では17年ぶりの個展開催のようです。
生涯74年、生まれ故郷のボローニャを離れなかったこと、
卓上の瓶、容器、花瓶などを、いくつか組み合わせた静物画ばかりを描き続けたことなど、
そうした話だけを聞くと、内向的で相当ストイックな想像しますが、
絵を見て感じることは、張りつめた緊張感というより、
穏やかな品に包まれた、むしろ 安心感を与えてくれるような 集中力でした。
展示も、じっくり眺めていると、隣同士の作品の相似点、相違点を探してみたり、
あまりに(似た作品が続くからか、目がいく)花瓶などに映る光と影に、宇宙の神秘を思ったり、
東京などの都市のビル群と照らし合わせてみたり。 
今回は、油彩画 53点を中心に、約100点の展示。
ちなみに、作家として、評判も各方面に伝わり成功と言われても、絵の収入には、あまり興味がなかったそうで、
ボローニャ大学の教授としての給料で生活していたという、ジョルジョ・モランディ。
花の静物画もありますが、それらは売らずに、家族のためだったそうです。
(花にはあまり興味なく、描いた花は造花だったと聞き、なんだかちょっと複雑な気持ちもしましたが、苦笑.. 造花は静物画的か!?)
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以下、会場で拾った、モランディが大切にしていた言葉。
「Devoting more time. The important thing is to touch the core, the essence of things.」
「ものを知る知識を捨てた時に、詩的なものになる」
「特別な出来事のない人生をおくれて、私は幸せだった」
   「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだ」 (ブレーズ・パスカルの言葉)
「I think that there is nothing more surrealistic and nothing more abstract than the real.」
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◎「ジョルジョ・モランディ  終わりなき変奏」@東京ステーションギャラリー、4月10日(日)まで開催
  月曜休館