ペルーのことを聞く

今日は、原宿のVACANTでの石川くん(写真家、石川直樹さん)のトークショーに出かけた。テーマはペルー。(アートナイトで一緒だった近藤良平さんはペルー育ちでもあり、なんとなく、この数日、個人的にペルー話がつづいて新鮮)先日、BS朝日でオンエアされたのを見逃したのだが、その時の旅の話から始まった。アンデスのユヤイヤコ山、標高6700mをこえる山頂付近から見つかった、三体の子供のミイラのうち、15歳の少女についてのこと。この少女のミイラは、これまで、私自身がなんとなく見聞きして知るミイラとはまるで違い、うたた寝して、息をしているかのような佇まいだったので驚いた。そんな高所で子供のミイラ?というのは、地域の習わし=人身供養の儀式で生け贄となった子供たちだそうだ。昔は、自分たちの一番大切なもの(=子供)を神に捧げるのは普通だったそう。もっとも、普通だったとはいえ、親と子、身を引き裂かれるような別れだったに違いない..。アンデスの山では、物々交換が今だ生活の基本にあるところもあるようだが、結局、生け贄も神との物々交換のようなもので、大事なものを差し出す代わりに、大きな力をもらう、という考え方らしい。現在東京に住む私には、生きている意味などの根底から考えだすと、すんなり理解できない話だけれど、そういう地域が世界にあることは不思議ではないと思う。それ以外にも、石川くんの旅の話は、相変わらず興味深かった。さすが、写真の力もある。最近は、旅という旅に出られていないので、こうして、話をダイレクトに聞くことの面白さを再認識。今日の回には、ゲストにペルー生まれという神里雄大さん(岡崎藝術座主宰)が途中からご参加。ペルー出身というものの、実は1歳までで..という神里さん、懸命に自分の中のペルーらしさを探しながらの石川くんとのトーク & 18分ほどの芝居。気になる存在。自分のルーツと育ちの環境の複雑さにより、アイデンティティの不確定さを持つあたり、共通なものも感じられた。そして、この神里さん、昨年の(舞台芸術の祭典)フェスティバルトーキョーで、あわよくば観たい!とチェックしていた芝居「隣人ジミーの不在」を作った人だったことを今日知り、偶然。次は、舞台を観に行ってみたいと思う。石川くんは、数日後には、またヒマラヤ山脈のローツェ登山へ向かう。エベレストを、ローツェ側から写真にしっかり収めて、発表する目的。(今まで、この角度はないらしい)。昨年のリベンジ、今回、うまくいきますように。いってらっしゃい!また帰ったら、会いましょう。祈。 石川くんの旅の様子は、リトルモアのブログで、また綴られます。

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