直島の自然体


 久しぶりに、直島(香川県)に行ってきた。初めて訪れた時、その独特の時間と空気の流れに魅了され、またすぐに行きたいと思ってから、2年半経ってしまったけれど、相変わらずの直島、本当にゆっくりできた。再訪の楽しみも多いこと確認。自然にとけ込むアートが多いので、天気によって、作品が絶えず違って感じられる! 前回は、くもり空だったので、快晴だった今回は、例えば、地中美術館のジェームズ・タレルの”OPEN SKY “を楽しめた。(簡単に言うと、美術館の中から 空を見上げる作品なんですが)空をきりとることで、見えなくなると思う雲を大事に追いかける。雲の泳ぎは 気紛れに見えながらも、ちゃんと左から右に。 こんなの眺めていたら、一日終わる。それから、あたたかな冬の太陽のおかげで、砂浜にある作品などは、影も存分に楽しめた。 古民家でアートプロジェクトを展開しているエリア『家プロジェクト』のあたりは、数年で、作品増え、カフェも少し増えていた。それでも、穏やかな空気が保たれているのは、本当に、人々が大切なものに忠実であるからなのだろうと思う。むしろ、それだけなのではないか、とシンプルな美しさが そこここにある。
 自然と人の境界、解け合い方も美しさ。距離の保ち方。”大切”の仕方。色、時間、風、心、空。温かそうに見える海の青みたいに、柔らかそうに見える石の不思議を思った。そして、直島の風に揺れる木々を見ながら、”自然体” って、こういうことなんでは?と思ったりもした。

自然:体
どんな風にも 静かに揺れて 楽しそうであること。
まわりと、気持ちのいいほどに、解け合っていること。
だから、自然体である、ということは、
その人のするがままではなく、どれほど柔軟に、
自分以外に自分を馴染ませながら生きられるか、ということではないかなぁと。

(なんだか、こうして書くと固いですが!)
そんな、理想の輪郭をやわらかく持たせてくれて、心を正してくれる。私は、直島がやっぱり好き。
友人と訪れた今回は、いろいろと楽しいことも てんこもり。早くもまた行きたい!