鶴瓶さんの落語


 土曜は『笑福亭鶴瓶落語会』渡辺祐さんに連れて行って頂いた。鶴瓶さん、テレビではよく拝見するものの、落語を拝聴したことはなかったので、楽しみだった。周知のことではありますが.. ”あぁ、本当に 鶴瓶さん、落語家でらっしゃる !”という第一感想。今回は、奥様とのおもしろバナシを落語にした『回覧板』(奥様がいないところでならやってもいい、と条件つきで許可を得たらしい)作品、そして、古典にアレンジを少し加えたという『死神』。前者は「あるあるー」的に身近な笑いだし、後者は、昔も今も人情変わらず、的なお話、聴けてよかった。 身のフリ、動き、調子、顔の表情・・へぇー鶴瓶さんって、こうやって表現する方なんだなぁ!と新鮮だった。同じ話をやっても、本当に 人によって違って聴こえるから、落語って面白い。『死神』は、他ではどうなのか、興味わく。
 私の最初の落語体験は、5年ほど前だったか.. やはり祐さんと 立川志の輔師匠の落語 。( 祐さん 恩。)それ以来、志の輔師匠を毎年楽しみに、それが どこか ”落語の基準” になっている私。落語初めが、ものすごーく素晴らしい落語だったことを、それ以降、時折、他の方の落語を耳にするたびに痛感するのですが、何が そうなんだろう、とまた思いを巡らせば、やはり『人生経験』なのだろうか。人情バナシ、笑いバナシの落語、人柄がぐっと感じられないと、声のトーンも話しぶりもピンと来ないようなところあって..。これは 落語だけではなく、私の仕事も 他の仕事も「結局、その人なんだよなぁ」と、いつもと同じ結論に、まわりめぐって辿り着く。  普段、他人と出逢えば、つながり、ぶつかり、でも、ぶつかることも、次に変えていけたなら、どんどん新しいものを、持っていない声を、手に入れてゆくのだろうし、話の中の登場人物が、カラダに乗り移るほど、大きな人になれるのかも?! 舞台側は、果てしない孤独と緊張に包まれている落語でしょうから、仕事として考えると、大変だということも思う..。
 しっかし、日々の おかしな話、ドジな話、うっかり話・・落語のネタになりそうな話、なんだか、たくさんある!とあらためて落語を聴きながら思った。落語ネタ募集している人がいたら、献上したいよ。もう、落語になれば、浮かばれるんではないか!とおもう。でも、やはり そこなんだね、『落語を聴いていると、いつの間にか、自分の人生のいろんな おかしな話や、ややこしい人間関係や、失敗やドジや間違いなんかを、自分のそれらを、笑い飛ばしているかのようになっている』。そんなお馬鹿がいるなんて・・と思って聴いていれば、あれ、そういうことあったような.. ?なんて具合に。自分の中の、いい人悪い人久しぶりの人 が出てくる。
 ちなみに、この日の会場は『紀伊國屋サザンシアター』だったのですが、案の定(?)本の紀伊国屋へ向かってしまった。携帯メールがあってよかった。新宿南口タカシマヤの方ね…そうね、そうね。私、以前に このサザンシアターで、トークショーもやったじゃん!!なんとか 間に合う人生でよかった (^^;).. 久々に、週末の新宿の人ごみをかき分け走った。人、多いー。夜は、なかなか行きそびれていた千駄ヶ谷のフレンチビストロ『D’ARTEMIS』に。落語とフレンチビストロ。そうそう、祐さんは、私が仕事を始めた当初からもう13年ほどの知り合いになる!のですが、今なお、こうして教えてもらうことが多く、つい顔を見ると「何かを相談したくなる」(笑)…いつか、祐さんの悩みを聴いて差し上げなきゃ!(いーよ!って言われると思うけど、ふふふ)。