エミリー・ウングワレー展


 いつか、通りすがりに見かけたパンフレットで、その色彩と点描の作品に一瞬にして心を捉えられて以来、楽しみにしていた「エミリー・ウングワレー展」(@新国立美術館)、シゴトが、そのそばで終わった本日、ようやく行けました。好きな色や形を たくさん浴びられて、とても満たされた。 
 ポップでプリミティヴ。今日の東京にも 活き活きと感じられる光を絵の裏から放つと同時に、力強い 底力のような生命力による安心感。 多くは、故郷の砂漠や花を抽象的に描いた作品なのですが、素敵な目を持った人だったのだなぁと思う。そこに近づきたい 感性。アボリジニの世界観、宇宙観であったり、ルーツについての神話であったりを指す ”DREAMING”(ドリーミング)も重要な要素で、そういうことも含めて、知りたい。 彼女は、80歳を目前にしたある日、初めてカンヴァスに向かい、以後、亡くなるまでの8年間に3000、4000点という作品を残しています。最後となる年に描かれた作品は 勢いあまる様子で、(ちょっと飛びますが)葛飾北斎の晩年の作品と通ずるバイタリティーを感じました。(休館火曜、7/28まで)